DR-Z400S スズキ純正アクセサリ ハイシート
多くの国産トレール車は、メーカーが販売国に応じてシートの高さを変えています。
主に欧米向けには高い(=厚い)シートが装着され、日本国内向けには低い(=薄い)シートが装着されます。
欧米人に比べ日本人は平均身長が低い(=足が短い)ためです。マーケティング上の理由ですね。
もっとも、国内販売より輸出販売のほうが圧倒的に多いので、あくまで欧米向けを標準として設計・開発し、
その後、日本人でも乗れるように低いシートにして売っているというのが実態です。
シートを薄くすると、車体横から見たときのアールがきつくなるので、着座位置の前後移動がしにくくなります。
私のDR-Z400Sも純正の日本向けシートであり、オフロード走行時の前後移動に不満がありました。
よって、ハイシートを装着します。
DR-Z400Sの日本向け純正装着シートです。薄いですね。
今回用意したスズキ純正アクセサリのハイシート(45100-29FE0-DTV)です。
実はアクセサリとして特別に製造されたものではなく、海外向けDR-Z400SMの純正装着シートです。
日本向け純正シートの厚みです。
純正ハイシートの厚みです。3cmくらい違いますね。
日本向け純正シートの幅です。
純正ハイシートの幅です。大差は無さそうです。
装着前の写真です。
ハイシート装着後の写真です。
装着後のインプレですが、思ったより足つきは悪化しませんでした。
シートが3cmも厚くなったのでやばいかなと思いましたが、跨ってみると1cm上がったかなという程度です。
クッションが厚くなった分、沈み込みがあるのでしょう。問題無くつま先は着きます。
前後移動のやりやすさは抜群です。今まで感じていたストレスが嘘のようです。
デチューンされていたものが本来の形になった気がします。