デルタトルクヘッドパイプ磨きと取り付け
・DR-Z400Sのデルタトルクヘッドパイプ磨きと取り付け
ひょんなことから、デルタのトルクヘッドパイプの中古をタダ同然で手に入れました。
新品だと定価2万円なので、有難い限りです。
それなりに焼けはあります。当然性能には影響がありませんし、使っていればいずれそうなるのですが、今回は磨いてみようと思います。
ヨシムラのステンマジックです。ステンレス専用ですが、軽い焼けやシミなら簡単に落ちます。
さすがにエンジン側根元の黒く焼けてしまったところには歯が立ちませんが…。
電動インパクトにフェルトとヤスリのホイールを付けて補助的に使ってみます。
まずサイレンサー側の焼けはステンマジックで簡単に取れていきます。
エンジン側の黒ずみはステンマジックでは全然ダメで、#80のブロックやすりで擦り落とし、粗めのコンパウンド、最後はピカールで仕上げました。
なかなか綺麗になったと思います。
ここで取り付けのコツを紹介します。
DR-Zのトルクヘッドパイプはノーマルより全長が短くなっていて、パイプが通る位置が違います。
そうすると、エキパイフランジ左側のボルトに、普通のソケットやエクステンションではアクセスできなくなります。
ようは直線的なアクセスができないので、斜めの角度から締め付けられる工具が必要です。メンテナンス性も考えろよデルタ…。
画像右のボールポイントのロング六角レンチがいい感じです。トラスコ中山のTBRL-60で、25°までOKです。200円程で買えます。
画像左は薄型ラチェットで、これはフランジ右側のナットを締めるのに効率がいいです。こちらもラジエターファンが邪魔をしてソケット使えないのです。
いずれも6mmです。
取り付けました。
ステンレスの見た目はなかなかいい感じですね。
オイル交換時にも、エキパイにオイルが当たらなくなりますね。
乗ってみましたが、正直何も変わらないと感じます。
内径は同じで全長が短くなるので、低速トルクの低下を予想していましたが、まぁ変わらないというか。
高回転も今までと変わらず元気です。
ようは考え方ですが、ノーマルより短く軽くなっていて、特段変化を感じないのであれば、それはそれで良い事なのかなと。
錆びることも無いですしね。まぁ満足です。