ブレーキホース交換
・DR-Z400Sのブレーキホースを交換する
DR-Z400Sのブレーキホースを交換します。
今回HEL Performance社のステンメッシュブレーキホースをイギリスから個人輸入しました。
日本では馴染みが無いと思いますが、英国スーパーバイク選手権等にも部品提供を行っており、
DOTやSAE J1403認証も取っています。そして永久保証です。
最近はWebikeでも取り扱いをしているようです。
というより、日本で販売している社外ブレーキホースは高すぎると思います、
重要保安部品なのでメーカーとしてリスク分を乗せなければいけないのは分かりますが、少し乗せすぎかなと。
個人輸入すればフロント分の値段でフロント/リヤセットが買えます。
イギリスからちょうど1週間で届きました。早いですね。ホースとバンジョーのカラーオーダーが可能です。
特徴的なのは、ディーラーがHELからホースと各種製作機械の提供を受け、ディーラーで製作して販売されます。
バンジョーはステンレス製です。ブラックステンレスにしました。
リーザーバータンクからフルードを吸出した後、フッティングを外していきます。
キャリパー側も外します。
NCRN(ニチリン)製のブレーキホース、製造は2000年3月でした。
16年経っていますが、まだまだ使用可能です。日本メーカーのものづくり、素晴らしいです。
フロント側装着完了です。フルードを全抜きした場合は、キャリパー側から注射器で注入したほうがエア抜きが早く終わります。
しかし毎回不思議なのですが、フロント側は丹念にエア抜きしてもタッチがいまいちで、
ブレーキを握ったままバンドで固定して1晩置くと、かなり固いタッチになります。
オンロードバイクに乗っていたときはこんな事は無かったのですが、KLXもDR-Zも1晩置かないといまいちでした。
オフ車はホースが長いうえにアップダウンもある特殊な取り回しですので、すこし長い目で見ると良いと思います。
バイクをジャッキアップし、フォークが最も伸びた状態で摺動部に問題が無いか確認していきます。
メーターの視認性も問題ありません。
純正のブレーキホースクランプは、HELのほうが細いのでそのままではすり抜けてしまいます。
HELのスティフナーチューブの外径は10mm、クランプの内径は12mmでしたので、
厚さ1mm程度の外装用強力両面テープを巻いたうえで固定します。圧着力だけでなく両面テープの接着力も利用する感じです。
続いてリヤです。まずジャッキアップしてリヤタイヤを外します。
マスタの取り付けボルトを外していくと、このようブレーキシステムごと外せます。
ホースを付け替えました。
キャリパ側のアップです。
マスタ側のアップです。
装着完了です。リヤ側はエア抜きしやすい配管になっているので、フロントに比べ楽です。
リヤホースの取り回しはこのようになります。
完成です。
まず、純正に比べタッチは固くなります。これは明確に分かります。
オンロード上でのコントロール性についてですが、制動力の立ち上がりが早く意図したポイントでロックできるので、問題無いと思います。
重要なオフロード上でのコントロール性ですが、林道やコースでこれから検証といった感じです。行って来たら追記します。