エアフィルター清掃
・DR-Z400Sのエアフィルター清掃
最近エンジンの回転数を上げると、いわゆる混合気が濃いような症状が出ていました。
高回転域で回転上昇が鈍い、振動が少し増える、なんか苦しそう…などです。
そろそろかなと、重い腰を上げエアフィルターを清掃します。
河川敷のオフロードコースを走ることも多いため、エアフィルターにとってはシビアコンディションです。
一般道30%、高速道路30%、河川敷コース30%、林道10%程度で4,000km走ったエアフィルターです。
当然ですが、表面には砂が溜まっています。どのバイクでもそうですが、やはり吸気効率が良い箇所に固まります。
フィルターにはオイルが染み込んでいます。油分による集塵性能の向上を期待するためです。
エアクリーナーボックスにはクランクケースからブローバイガスも来ますので、ガソリンも含みますね。
なので、バケツにお湯と油汚れに強いワイドマジックリンを入れ、フィルターをぶち込みます。
しばらく置いたら軽く揉み洗いします。
よく絞ったあと、ペーパーウエスで水分を拭き取り、一晩乾燥させます。
エンジンオイルを塗ります。サービスマニュアルには10W-40相当のエンジンオイルとあります。
無ければ2stオイルでも良いです、どっちもやったことありますが、大量に塗るわけではないですし、大差ありません。
量はサービスマニュアルにも"適量"としか書いていないので、感覚が大事です。
表面が少ししっとりしてつやつやになる程度です。
塗りすぎても、取り付け後に重力で下のほうに移動してしまいますので無意味です。欲張らないでください。
画像のような口径のオイラーであれば、全体に薄くまんべんなく1回垂らしたら、もうそれで良いと思います。
ビニール袋の中で軽く揉み揉みしておきます。
車体に取り付けて完了です。
簡単かつ基礎的なメンテナンス作業なのですが、
バケツが油まみれになって洗うのが面倒なので、あまり好きではありませんw
取り付け後は、予想通りですが、高回転域の濃い症状が改善されました。
こんなに軽く回ったかしら…と思うほどです。定期的に行いましょう。