オフロードバイク入門サイト

オフロードバイクのメンテナンス

オフロードバイクのメンテナンスについて説明します。

フォークオイル交換

・DR-Z400Sのフォークオイル交換

最近フロントフォークの動きが悪いような気がしており、フォークオイルを交換してみます。

まずはフォークの突き出しを測っておきます。私は12.5mm程度にしています。


右側の突き出し値です。

フォークオイル交換

左側の突き出し値です。まだ車体についている状態で、トップキャップを緩めておきます。

フォークオイル交換

スタンドでフロントを浮かし、フロントホイールを外します。

フォークオイル交換

ブレーキキャリパーやケーブルステーを外し、ステムの取り付けボルトを緩めて、下にフォークを抜きます。

フォークオイル交換

緩めておいたトップキャップを外し、ひっくり返すとオイルが出てきます。

DR-Z400Sはカートリッジ式フォークですのでキャップが飛ぶことはありません。

フォークオイル交換

出てきたオイルはそこまで汚れてなさそうでした。

しかし、細かい鉄粉のようなスラッジが出てきます。

フォークオイル交換

インナーロッドのロックナットを17mmのスパナで掴みながら、トップキャップを外します。

するとスプリングを上に抜くことができます。

常に両手を使わないといけないのと、オイルまみれになるため写真が無いです。すみません。

写真はスプリングを外してインナーチューブを最圧の状態にしています。

フォークオイル交換

今回使うオイルはヤマハのサスペンションオイル01です。

純正指定はSHOWAのSS-05ですが、値段が倍するので、ほぼ同じ粘度のこちらをチョイスしました。

フォークオイル交換

純正のオイル量は片側717mlです。今回オイルは2L買いましたので、200ml程度入れてフラッシングしました。

フラッシング後、だいたい600ml程度オイルを入れて、エア抜きを行います。

 (1)インナーチューブをゆっくり2~3回ストローク

 (2)インナーロッドの穴を手で塞ぎ、ゆっくり8~10回ストローク

気泡がなくなるまで(1)~(2)を繰り返します。(2)が結構大変です。ちゃんと手で塞がないと穴からオイルが飛び散ります。

満足いくまでストロークしたら、10分程度放置して油面を測ります。

インナーチューブ最圧の状態で、上端から124mmです。

フォークオイル交換

適当なヒモをインナーロッドに結んでスプリングの真ん中を通しつつ、スプリングを入れます。

スプリングを入れたらヒモを引っ張り、インナーロッドの頭を出します。

インナーロッドの頭とトップキャップをねじ締結します。まだ完全には締めなくて良いです。

フォークオイル交換

車体に取り付けたら、トップキャップを本締めします。

今回はついでにフォークブーツも新品にしました。

フォークオイル交換

交換後は初期の動きが良い気がします。


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