冷却水(クーラント)交換
・DR-Z400Sの冷却水交換
DR-Z400Sの冷却水交換を行います。
サービスマニュアル上、メーカーは2年毎の冷却水交換を推奨しています。
ホームセンターで緑色のロングライフクーラントを購入すれば問題ありません。
そのままで良い物と、水道水で薄めるものがありますので、製品説明をよく読んでください。
ちなみに色は赤と緑がありますが色の違いだけです。性能は変わりません。バイクはみんな緑色です。車のトヨタ、ダイハツが赤です。
では作業に入ります。以下を用意します。
・ロングライフクーラント(LLC) 緑色 1L程度 (規定量は1.25Lですが、全部抜けるわけではないので1Lで丁度良い位です。)
・排水用のバケツなど
まず、ウォーターポンプカバーを外します。
続いてバケツをスタンバイし、画像の赤丸のボルトを外します。
右側ラジエターのキャップを外すと、勢い良く真横に飛び出してきます。
キャップの開け具合を調整しながら、自分にかからないようにうまく受け止めましょう。
さらにエアの吸い込み具合なのか、勢いが弱くなっても油断しているといきなり出てきます。
絶対に覗き込んだりしてはいけません。5分位はドレンボルトとバケツだけに集中してください。
ドレンボルトを締めます。サービスマニュアルにトルクの指定が無いのですが、
汎用的な8mm頭のボルトだと0.55kgf・mとありますので、それに従うことにします。
ラジエターにクーラントを注入します。口いっぱいまで入れたら、各所のラジエターホースを揉みます。
するとゴボゴボとエアが上がってきてさらに注入できるようになりますので、これを数回繰り返します。
左側ラジエターの上にエア抜きボルトがありますので、それを外します。
ラジエターキャップを開けたまま、エンジンをかけ数分アイドリングします。
クーラントが減ったら注入し、口一杯で安定しているようならエア抜きボルトを締め、キャップを閉めて終了です。
以上で完了です。基本的な整備なのでとても簡単だと思います。
定期的な交換を怠らないようにしましょう。