オフロードバイク入門サイト

オフロードバイクのメンテナンス

 オフロードバイクのメンテナンスについて説明します。

ユーザー車検

・DR-Z400Sのユーザー車検

まず、車検に必要なものを用意します。

 (1) 車検証

   車検証です。当たり前ですねw

 (2) 自賠責保険証

   現在有効な自賠責保険証と、車検満了時から2年間有効な新しい自賠責保険証を用意します。

   陸運局で入ることも可能なので、現地でも良いです。

 (3) 自動車税納税証明書

   毎年5月に来る自動車税納税通知書の切れ端です。

   コンビニ等で払うとハンコを押してくれているはずです。

   もし無くした場合は、市町村の税務課に再発行を依頼しないといけません。

 (4) 点検整備記録簿

   車検を受検するにあたって行った点検・整備について記録します。

   インターネット上にフォーマットがあるので、印刷して記入しましょう。

   こちらのサイトにてとても使い勝手の良いPDFが公開されています。

   所有者の義務ですので、めくら判ではなく、きっちり点検・整備し記入しましょう。

   本当は"後整備"と言えば無くても大丈夫なのですが、大した書類ではないので、

   書いていって前整備にしたほうがスムーズだと思います。

 (5) 印鑑

   書類に押印が必要です。認印を持っていきましょう。

 (6) A4バインダー

   必須ではありませんが、あると非常に便利です。

   書類がかさばりますし、特にバイクは置く場所も無いので、ユーザー車検の受験者は皆持っています。

   バインダーごと検査官に渡せば良いので手続きも早いですよ。

書類

続いて、インターネットでユーザー車検の予約を行います。自動車検査予約システム - 自動車検査独立行政法人

近くの陸運事務所を選択し予約してください。ほとんどの検査事務所では、時間帯が4ラウンドに分かれていますので、

好きな時間を予約してください。午後のほうが空いていますので、初めての人は午後がオススメです。

現地で予約番号を聞かれますので、メモするなどして下さい。

私は予約確認メールを印刷して書類と一緒に出してます。話が早いですよ。


さて、現地に行く前に、忘れやすいポイントを再確認しましょう。

 (1) タンデム用シートベルト/タンデムステップ

   特にオフ車は二人乗りする人が少ないので、外している人も多いと思いますが、

   車検証の乗車定員が2人であれば必須です。付けていきましょう。

 (2) リフレクター

   ナンバープレート付近にある赤い反射板です。

   フェンダーレスにした場合多くは外されています。これも必須ですので付けましょう。

 (3) 車幅

   車検場ではたまに寸法の計測が行われます。高さや長さは大差無いことが多いですが、

   幅はハンドルガード装着などで増している場合が多く、許容範囲も±2cmとシビアです。

   構造変更になっても大した影響はありませんが、無駄な時間を割きたくない方は、

   ハンドルガードを外したりしてノーマルと同じ幅にしておく事をオススメします。

 (4) ヘッドライト

   バルブを変えている場合は純正に戻しましょう。

   青や白い光になるバルブは、たいてい光量が不足しており、落ちます。

   クリアなものが一番です。

   DR-Zのように根本的に光量が少ない場合は、リレー等で対策を講じます。


いよいよ出発ですが、陸運事務所に入る前に、近くのテスター屋さんに寄ることをオススメします。

陸運事務所の近くにたいてい2~3件はあります。

特にヘッドライトの光軸は合ってないことが多いので、先に見てもらうと効率的です。

テスター屋さんの利用者は主にプロの車屋さんやバイク屋さんなので、個人では入りにくいですが、

"車検を通すためのプロ"なので、多くのノウハウを持っています。

ギリギリ光量が足りないときはヘッドライトに油を塗ってくれたり、検査ライン上でのコツを教えてくれたり、

私はいつも親切にしてもらっています。

今回は光軸が下過ぎたうえ、若干右にずれていました。DR-Zのヘッドライトに左右の調整機構はありません。

検査中に若干左にハンドルを切れば大丈夫と教えてもらいました。

光軸の検査と調整で\1,000でした。


陸運事務所に到着したら、「ユーザー車検窓口」を探して、二輪の継続検査だと伝え、

最初に何をすれば良いか聞きます。

車検場

用紙や収入印紙の購入は別の建屋だったりしますので、最初から聞いてしまったほうが早いです。

意外と丁寧に教えてくれますよ。


用紙を購入したら、置いてある記入例を参考に記入を行います。

「自動車検査票」

自動車検査票

「継続検査申請書」

継続検査申請書

「自動車重量税納付書」

自動車重量税納付書

記入後にユーザー車検窓口に持っていくと、書類がチェックされ、

OKならば検査ラインに入ることができます。

ヘルメット等は置き場所が無いので、私は以下のようにバイクに括り付けて入ります。

バイク

ラインの入り口にいる検査官に書類一式を渡します。

灯火類とホーン、下回りのネジ締結、フレーム番号、オドメーターがチェックされます。

私はマフラーを交換していたので、さらに音量の検査がありました。

続いてスピードメーター、前後ブレーキ、ヘッドライト、排ガスの順で検査します。

スピードメーターは、前輪をローラーに載せ、40kmになったら左足のスイッチを離します。

ブレーキは、前後それぞれ検査なのですが、同時に思いっきりかけるように注意されました。

ヘッドライト検査は、左に切ることを意識しつつw無事乗り切りました。

排ガス検査は、アイドリング状態でプローブを排気口に挿入して行います。問題無しです。

上記の検査は、それぞれ「自動車検査票」に記録する機械があるので、都度挿入して記録します。

検査が終わった後の「自動車検査票」が以下です。

検査票

ラインの出口にある「総合判定」という窓口でのチェックが済んだら、ユーザ車検窓口に戻ります。

以下は検査ラインを出口方向から撮った写真です。

ライン出口

ユーザ車検窓口に書類一式を出すと、すぐ新しい車検証がもらえます。

車検は以上で完了です。ナンバーに新しいシールを貼りましょう。

シール

今回かかった費用をまとめます。

(1)検査登録印紙代  \400

(2)審査証紙代  \1,300

(3)重量税印紙代  \4,400

(4)検査用紙代  \20

(5)自賠責保険料  \13,640

(6)テスター代(光軸)  \1,000

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       合計 \20,760


お店に出すより圧倒的に安いのが分かると思います。

自分で整備できる方はチャレンジしてみてください。


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