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オフロードバイクのメンテナンス

オフロードバイクのメンテナンスについて説明します。

ボアアップ

・KLX250のボアアップ

KLX250を292ccにボアアップします。

念のため書きますが、251cc以上にボアアップしたバイクを軽二輪登録で公道走行することはできません。


一から書いているととんでもない文章になってしまうので、大幅に割愛します。作業イメージが伝われば幸いです。

まず、シート、シュラウド、タンク、キャブレター、ラジエター、マフラー一式を外します。

カムチェーンテンショナーを取り外し、ヘッドカバーを外し、カムホルダーを外します。

カムシャフトを外します。以下が外した状態です。

ボアアップ

以下がカムシャフトです。 ボアアップ

シリンダヘッド締結ボルトを外すと、シリンダヘッドが上に抜けます。

ピストンが出てきます。

ボアアップ

サークリップを外し、ピストンピンを抜きます。

292ccピストンとピストンピンを挿入し、サークリップを入れます。

ピストンリングは組む前に入れておきます。


あとは逆順で取り付けるだけです。

ピストンをシリンダに入れるときは、手でピストンリングを縮めながら行います。

カムの取り付け時は、きっちりチェーンとの噛み合わせ位置を合わせてください。

さもなくばバルブタイミングが狂います。


ボルトの締め付けトルクはきっちり管理してください。

特にカムホルダー(1.2kgf)のトルク管理は重要です。きつくても緩くてもダメです。


キャブレターのセッティングは当然必要ですが、作業後は低中速のトルクアップを体感できました。

ただ、振動が増え、外装のボルトが飛ぶようになりました。


参考までに、私のキャブレターセッティングを公開します。濃い目です。

 MJ 135

 SJ 38

 PS 2 3/4戻し

 ニードルワッシャ(1mm厚を2枚)

 ※エアフィルターはノーマル、250Rダクトに交換。



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